AMPIについて

理事長挨拶

理事長の堀内でございます。

この度、2022年6月28日をもちまして、当財団(AMPI)の理事長に就任いたしました。

2022年度に設立30年目を迎えるAMPI(1993年12月設立)は、公設民営の機関として、レーザ、プラズマ等を活用した溶接・切断・微細加工等に関する調査研究や、加工技術の普及啓発を行なうとともに、ものづくり新技術の創生と技術の高度化を進めることにより、阪神地域を中心とした主に近畿地域における中小企業などの技術力の向上に取り組んで参りました。

 AMPIは、加工装置や評価・試験装置を保有し、それを利用しながら企業の新技術開発や生産性向上の支援を行っていくという特徴を持っております。その中で新たな加工装置としては、2022年4月に導入した「超短パルスレーザ」を活用した幅広い種類の材料の表面処理やマーキングの高機能化・生産性向上に関する試作支援を開始しております。さらに、評価・試験装置としては、耐環境試験に関連して材料の耐食性を調査するための「塩水噴霧試験機」を2021年に導入し、効率的な製品開発を支援させていただいています。

 また、ものづくり技術に関する人材育成の一環として、レーザ技術・金属材料に関する教育研修事業に、より高度な内容を付加したレーザ加工応用講座を加えるなどの取組みを進めています。さらに、IoT・AI関連の技術支援を目的として、DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性をテーマとしたセミナーを開催し、ポストコロナの事業環境の急変に対応できる「企業変革力」の強化に貢献して参ります。

 AMPIでは、時代の変化とともに進化するものづくり技術の高度化に機敏に対応し、より効率的な加工技術などの支援を通じて、ものづくりに関わる皆様の発展にお役に立てるよう、所員一同なお一層努力していく所存です。

 今後とも、皆様方のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

2022年7月

一般財団法人 近畿高エネルギー加工技術研究所

理事長 堀内 勇二

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