阪神南リーディングテクノロジー
（ＬＴ）

　ヤマキンは、自動車・農機具・建機部品等の小径部品を中心に切削加工を行っている。
　最新のＣＮＣ旋盤を積極的に導入し、医療・ＯＡ機器部品、半導体機器部品等、新たな業種に向けた難易度の高い部品製造も手掛け、事業を拡大している。

　同社では、ネジ・ボルトなどの複合加工をはじめとして、ＮＣ旋盤加工・転造加工・ベンチレス加工・穴加工・タッピング加工のほか、ヘッダー加工・プレス加工・マシニング加工・フライス加工・メッキ加工などのあらゆる加工にも対応している。
　また、直径２㎜から３２㎜（六角は対辺２７㎜）までの小径部品を中心に、ＳＣＭ材を含む鉄・ステンレス・アルミ・真鍮・チタンなどの各種材質の加工に対応している。
　同社のＮＣ旋盤は、全台２４時間稼働可能な複合機を導入しており、量産部品の製造場面で大いにチカラを発揮している。また、フライス・横穴・すり割り・キー溝・ローレット・Ｂ軸加工・Ｃ軸加工・長物等、複雑な製品の加工も、すべて社内のＮＣ旋盤での加工が可能だという。

　同社では、試作部品及び量産部品の新規顧客・新規案件が大幅に増加しており、それに対応するため近年積極的な設備投資を行っている。しかし、機械の増設と共に社員も増員する必要があるが、少子化による求人難が同社の大きな課題となっている。
　今後は、各部署で「自動化」を図る事で少人数制を進め、人手不足に対応することに取り組んでいる。
　同社代表の山田氏は「これまで人の目視によって判別していた検査部門を自動化し、ＡＩによる画像認識技術を用いるなど、今後ＡＭＰＩ等の技術支援機関を活用して実現したい」と話す。